寒い :;(´﹏`);:
そろそろ秋と、お別れのようです。
冬本番と共に、やってくる年越し準備。
年末に向けて、もう気ぜわしい。
大掃除などはもちろん手抜きですが
ここ数年、お正月に夫の実家へ行かなくなり、気ぜわしくなる理由が増えてしまいました。
「正月料理、どうしよう。」です。
そして、亡くなった義母を思い出す。
義実家のなじめない、家族ルール。
結婚してから義母が亡くなるまでの15年、お正月は毎年主人の実家で過ごしていました。
当時、主人の実家は
うちから歩いて10分程のところ、
主人の兄家族は、主人の実家から歩いてすぐのところに住んでおりました。
それぞれの家を線で繋ぐと
ちょっといびつな、トライアングル。
( ̄▽ ̄)
お正月に、主人の実家に
行かないわけには、いかない。
年末は、他県にいる主人の姉家族が来るので
義父、義母
の息子と娘、3兄弟夫婦
の子供達、合わせて5人
と総勢13名。
今思えば、毎年よく集まったものです。
年末年始だけでなく、連休という連休にはお声がかかる。
「ご飯食べにくる?」
本当に結婚して何年かは、カレンダーの赤い日が3日くらい続く時に、好きなところへ出かけた覚えはなく。
「たまには断って、せっかくの連休、自分達の行きたいところへ行こう。」
という私の提案は、主人に「無理やなぁ。」と言われ続け。
ぜんぜん、腑に落ちないけど
祖母と二人暮らしだった私は家族ルール、よくわからず。
- 「そんなに、家族って集まるの?」
- 「大人なっても、そんなに好きにできないの?」
- 「でも、きちんとした家はそんなものなのかなぁ。」
と、そんなものマジックにかかって、モヤモヤする事がたくさん。
お正月とお盆、GWだけとかだったら
そんなに不思議に、思わなかったんですけどねぇ。

夫の実家でのお正月準備
モヤモヤしたまま、数年を過ごしていましたが、子供達が小学校に上がる頃には、子供達の行事やおでかけが優先になり、通常の連休はそれぞれ自由に過ごせるように。
そうなると、お盆とお正月くらいの集まりはへっちゃらです。さすがに段取りもわかってきています。
段取りと言っても、食事の準備のほとんどを義母がするので、私の仕事は義母の買い物について行って、荷物持ちくらいの事でした。そして、義母はタクシー大好きなので楽勝です👍
「おせち」も以前は作っていたそうですが、私が嫁に入った時には、注文したものだったり、単品で買ったものでした。なので私達は、それを並べるか重箱につめるだけ。
ただ数の子だけは、義母が毎年漬けてくれました。買ったおせちの数の子は、私には甘くて苦手なのですが義母の漬けた数の子はおいしかった!
皆好きなので、早いもの勝ちの一品!!
お正月の準備は
女性陣、台所で「あーだこーだ」言いながら
男性陣、待つだけ。
食卓が整う前から飲みながら🍺
まだまだ、昭和色の濃い一家でした😊
にぎやかなお正月
「嫁、姑」的な事が全くなかったワケではありません。「嫁、姑」だけでなく家族の問題も、世間様と同じくそれなりに。
嫁いですぐの時は、私にはわからない家族ルールに違和感ばかり。
なんと言っても、うちと主人の家では格差がすごい。家族で会社を経営していた主人の家は、私からすると、お金持ち。義父母もお金持ちのおうちで育ち、そして貧乏人が大嫌い。
義母にいたっては
「私、お庭のない家に住んだ事ないの。」
とのマウント。
なぜ私が、この家の身内になれたのか?は不明です😅何故かは、わかりませんが、皆が受け入れてくれてました。
礼儀知らずの私でも、連休の度に呼んでくれ、台所仕事を一緒にしてくれて、私のお酌で楽しく飲んでくれました。
皆、飲んべぇでよかった(笑)
皆が受け入れてくれたので、お盆もお正月も、私は皆と一緒に過ごす事ができました。
私を育ててくれた祖母は、一般的な「おせち」文化がない南の島国の人。私は子供の頃、お重に入った煌びやかな「おせち」を知りませんでした。
そんな祖母と二人のお正月からは、想像できない
にぎやかな、お正月を毎年迎えていました。
嫁いだ頃には気づかずにいた、とてもありがたい事です。

思い出す人
毎年、お正月の食事の準備を義母まかせで過ごしていましたが、そのうちに嫁二人、夫の実家の冷蔵庫を勝手にあけて準備にかかる。
義母が、台所に立たなくても料理が並ぶようになった頃、義母は亡くなりました。
その後、コロナが流行してお正月に一族全員集まることもなくなって。義母が亡くなってからというもの、お正月の料理の準備を、自分一人でする事になってしまいました。
買い物も一人で決めて、調達。大晦日から元旦、三が日と、お喋りせずに黙々作業の台所です。
毎年の、義母の大変さを思うようになりました。
毎年、お正月準備の頃に一番、義母の事を思い出します。
嫁いですぐの頃
「いつか、自分達だけでゆっくりお正月できるのかな。」
と思っていた自分を、穴を掘って入れないといけません。
息子が
「おばあちゃんの数の子がおいしかった。」
と言うので、数の子は何度か挑戦しましたが、未だ義母の味に到達せず😓
ちゃんと、習っておけばよかった。
お義母さん、貧乏人が嫌いなのに、お寺の行事やら、お買い物やら、貧乏育ちの私をあちこちとひっぱり回してくれました。好き嫌いがはっきりしていたあなたの事、私は好きでしたよ。
今年は年末に、少し休みがあるので
数の子、久しぶりに漬けてみようかな。
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